JUMBO J-40 1974年(40405)
名工田原良平率いる田原楽器JUMBOギターのJ-40。指板の数字から1974年5月の製造と思われる。

この指板の数字については諸説あるようだが、型番+製造年月という見方が有力なようだ。3桁目の数字は1970年の下1桁をあらわすようで、9の場合は1960年台という説もある。私自身40台以上の番号を調べてみたが、違う個体で同じ数字のものが3台あった。だとするとシリアル(固体番号)とは呼べないことになる。1975年以降の一部のモデルからはトラスロッドの調整ナットがサウンドホール側になり、後期モデルと呼ばれることもあるようだ。

J-40はJ-20からJ-85まで続くシリーズ(J-220という幻のモデルを除けば)の中間と呼べるモデル。残っている当時のカタログにこのモデルはないのだが、前後の型番からしてトップはスプルース単板でサイドバックはローズウッドの合板ということになる。しかしこのギターのバックとサイドの木目は表裏で一致している。木目が合っているから即単板ということではないのだが、J-40の12弦モデルには裏側板に単板の表記がある。コストのかかる12弦が単板で同じ価格の6弦が合板などということがあったのだろうか。実際に見たJ-40の12弦はひと目で合板とわかるものだったのだが・・・。

田原良平は全音ギターでギター製作に従事し、後に田原楽器を設立。JUMBOブランドの他、プロマーチンの上位モデルの製作も行っていたようだ。「Shelley」や「SUMI」で有名なSUMI工房の鷲見英一氏は1973年に田原楽器に就職してギター製作を学び独立。現在に至っている。

バックにラウンドを持たせてサイズ以上の鳴りを出している。単音よりストロークの方が気持ちいいギターで、ジャパンビンテージを強く感じさせるギターである。

The Cat's Eyes Guitars World 国産ギターカタログ&資料
 
トップ バック ヘッド ペグ
 
ネックセット、トリム ネックヒール 指板 ブリッジ
 
刻印、内部木目 バック木目(反転) サイド木目 サイド木目(反転)
 
ブレース ブレース ブレース 独特なネックブロック
 
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